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2009年12月28日 (月)

自由と制約と・・・

自由に描くこと、制約があること。描くときどちらが素敵な状況でしょうか?

前にも書きましたが以前はデザインの仕事をしていました。建築をメインとして、店舗インテリアや幕張メッセで行われるような展示会のブースデザイン、その他の空間関係のことにも携わってきました。

こういった仕事には当然ですがいろんな制約があります。予算や施主の要望、技術や法規や近隣への配慮などなど。設計事務所にいた時から個人で活動していた時を通してのあくまで個人的な私見ですが、デザインしていくことのほとんど大半がこういったことへの対応だったように感じています。でもこれはネガティブな意味ではありません。これを一つ一つどううまく処理できるかがこの仕事での大事な点なんだって思っていたし、楽しいところでした(きついけど)。

ただ建築は大体の場合は図面までで作るとしてもせいぜい模型ぐらい。実際に自分ではなかなか作れません。だから絵を描いたり立体制作をしたりの背景には「自分の手で作りたい」って想いもあったからですが、絵を描き始めたときに何を描こうか?って迷った時期もあります。

最初から美術を志していた方には変な話かもしれませんが、描きたい意思や描きたいものはあるけどどうアプローチしたらいいのか解らない。何を使ってもよいはずだし、何に描きどう表現してもよいはずなのに、その制約の無さにとまどっていたところもあります。そんな時に立体にも興味があったのでこんなものを作っていました。

コンクリートで盤を作りステンレスのボルトを駒にしたチェス。その他いずれ紹介できたらと思いますが、時計やお香立てなどをコンクリートや工業製品を使って同じようなコンセプトで作り、デザインフェスタやアートイベントで展示、一部はその後アートショップで販売していただいたりもしました。既成の意味(チェスや時計・工業規格製品の使用)による制約とそれを解釈していく創作の領域があるこれらの制作は、当時の自分にはアプローチしやすい領域だったと思います。

Chess

そして今は本当に描きたいと思ったものを描いています。これは自由に描いているのか制約を自分が決めて従っているのかよく解りませんが、なんとなく後者のように感じたりしていることも少なからず。もちろん自分で決めた決まりごとなら結果としては自由に描いているのかもしれませんが、今でも主題やサイズなど与条件のある公募に出したりするの好きですね。

自由と制約。もう一つ、絵が導いてくれる部分も感じます。

制作の進行に伴い絵自体が気づかせて描かせてくれる部分。こうしなきゃっていう一種の制約かもしれません。でもうまく言えませんが、それだけじゃなく自分の力だけじゃ解らない部分を教えてもらっている、そんな感じがしますね。

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